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しわ・たるみ

原因

皮膚のハリ(弾力)は、真皮層のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸によって支えられ、保たれています。これらの成分は、線維芽細胞によって作られますが、加齢と共に徐々に作る能力が低下していきます。その結果、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減少してしまい、皮膚のハリ、弾力性が失われ、しわが作られていきます。

しわの原因には、加齢による変化だけではなく、乾燥、紫外線(UVA)、ストレス、喫煙、飲酒などがあります。これらの要因によって、バリア機能の低下、ビタミンCの破壊、活性酸素の増加、コラーゲンやエラスチンへのダメージが生じ、しわができやすくなっていきます。

治療

ボトックス注射(表情じわ)

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表情のくせによるしわ(額の横じわ、眉間の縦じわ、目尻の笑いじわ)に効果がある治療です。表情じわは、無意識に表情筋を動かすことで生じますが、日々の筋肉の動きの積み重ねでどんどん深さを増していきます。ボトックス注射には、筋肉の動きを抑えることによってしわが作られることを防ぐという治療の意味と、それ以上しわを深くさせないという予防の意味があります。予防の面からは、しわが深く刻まれる前から始めることが重要です。当院では厚生労働省認定のボトックスビスタを使用しています。

効果と特徴

  • ボトックスは、筋肉の過剰な収縮を和らげる治療です。
  • 筋肉が収縮するには、神経からの刺激が必要です。神経の末端からは、アセチルコリンという化学伝達物質が放出されて、それが刺激となって筋肉に伝わります。
  • ボトックスは、このアセチルコリンの放出を一時的に抑え、神経から筋肉への刺激が伝わりづらくすることで、筋肉が過剰に収縮しないようにする治療です。
  • ボトックス注射には、額・眉間などの表情ジワの改善、咬筋の縮小などの効果があります。汗の分泌を抑える効果もあります。
  • 投与後2~3日後から効果が現れ、通常3~4か月持続します。その間、時間の経過と共に効果が消失し、投与前の状態に戻ります。
  • 効果が薄れてきた際には、繰り返し施術を行うことが可能です。また、繰り返し施術を行うことにより、効果が長く続くことが期待できます。
  • ボトックスはたんぱく質が主成分であるため、治療を続けていくうちに、まれに体内で抗体が作られ、効果が減弱する可能性があります。

治療の流れ

  1. 洗顔
  2. 麻酔薬を塗り、効果が出るまで待ちます(30~40分) ※麻酔薬のアレルギーのある方は治療を受けられません。
  3. 施術:麻酔が十分に効いたことを確認し、施術を開始します。極細針を使用し注射しますので、痛みや施術後の内出血は以前よりかなり軽減されています(全くないわけではありません)。5~10分で終了します。
  4. 冷却:10分程度。施術直後のスキンケアやメイクは治療部位を避けて下さい。

副作用、注意点

  • 女性:ボトックス投与中、および最終投与後に2回の月経が終わるまでは避妊をする必要があります。
  • 男性:ボトックス投与中、および最終投与後は3か月間避妊をする必要があります。
  • 薬剤を注入後に頭痛、ツッパリ感、上まぶたを空けにくいなどの違和感を生じることがあります。
  • 注射部位に内出血を起こすことがあります。この場合、消失するまで2週間かかります。内出血は初めは赤紫色で、徐々に黄色っぽく変色しながら薄くなっていきます。
  • 大切な予定がある方は、14日以上前に施術を受けて頂くことをお勧めしています。
  • 注射部位に針の痕や赤み、ふくらみが生じますが、数時間~3日くらいで目立たなくなります。
  • 施術当日夜のスキンケアは施術終了後最低2~3時間は控え、保湿程度にとどめて下さい。翌日には通常のスキンケアとメイクが可能です。
  • 施術から3日間は、薬液の拡散を防ぐため、注射部位を揉んだりこすったりしないで下さい
  • 施術当日の激しい運動・長風呂・サウナ・過度な飲酒など、血流が良くなる行為は避けて下さい。
  • 施術当日は脱力感・めまいが生じることがありますので、自動車の運転はしないで下さい。
  • 医師が必要と判断した場合は、1週間以降、2週間以内で追加注入

この治療が受けられない方

  • 以前にボトックスで治療してアレルギー、異常反応があった方
  • 麻酔薬にアレルギーがある方。
  • 妊婦、授乳中、妊娠している可能性がある方
  • 子供を作る計画があり避妊をしていない方
  • 脊髄、末梢神経の病気に罹患している場合
  • 筋萎縮性側索硬化症、運動性ニューロパチー、重症筋無力症、ランバート・イートン症候群といわれる全身性の神経筋接合部の障害を持っている方。

この治療を受けられるかどうか相談が必要な方

  • 持病の通院中である、薬剤の投与を受けている方
ダーマペン

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極細の針を使って、肌に人工的に細かい穴(傷)を作ることにより、肌が本来持っている創傷治癒力を引き出し、美肌へ導く治療です。

16本の極細の針を高速の振動で当て、肌の表面に微細な穴を開けます。肌には傷を治そうとする創傷治癒力がもともと備わっており、傷ができると、それを治そうして様々な成長因子が放出されます。成長因子によって線維芽細胞が活性化され、コラーゲンやエラスチンの生成を促進、毛穴の開き、小じわ、ニキビ痕、妊娠線の改善につながります。また皮膚の新陳代謝を促進することによってシミの原因であるメラニン色素の排出を促します。当院では、マッサージピール(PRX-T33)と組み合わせたヴェルベットスキンという治療も行っており、このコンビネーション治療ではそれぞれの治療単独よりも高い効果が期待できます。

ダーマペンについて詳しくはこちら

フォトフェイシャルM22

フォトフェイシャルM22の光(IPL)が真皮層に届くと、線維芽細胞が活性化され、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などの生産が促進されるため、肌の内側からキメの整ったハリ・弾力のある肌になっていきます。治療を重ねるうちに、毛穴や小じわ、浅いしわが目立ちにくくなり、たるみも改善していきます。

フォトフェイシャルについて詳しくはこちら

マッサージピール(PRX-T33)

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マッサージピールは、真皮を刺激しコラーゲンの再生を促すことによって、肌のハリ・弾力の向上に高い効果をもたらす治療です。

マッサージピールでは、トリクロロ酢酸、低濃度過酸化水素、コウジ酸が配合された、PRX-T33という薬剤を用います。

  • トリクロロ酢酸:真皮層の線維芽細胞を活性化しコラーゲンの再生・増殖を促進する作用があり、ハリや弾力を高め小じわを改善をもたらします。
  • 低濃度酢酸:トリクロロ酢酸の剥離作用から表皮を保護する役割があり、表皮を傷つけない施術が可能です。
  • コウジ酸:メラニンの生成を抑制する作用があり、シミ、くすみの改善をもたらします。

短時間の施術で即効性があり、施術直後から肌のハリや滑らかさを実感することができます。ダウンタイムがほとんどないのも特徴です。

ダーマペンとの組み合わせで行う、ヴェルベットスキンという治療法もあり、より高い効果が期待できます(詳しくはダーマペンの項目をご参照下さい)。

PRX-T33に関する注意事項について

医薬品医療機器等法上の承認 : 未承認
入手経路 : 国内販売代理店経由で入手
同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等の有無 : なし
諸外国における安全性等に係る情報に関して :  EMA認可(欧州医薬品庁)

このような方におすすめです

  • 肌を引き締めたい、ハリがほしい
  • 小じわ・毛穴の開き、たるみなどの肌の衰えが気になる
  • ニキビ跡を改善したい
  • 化粧のノリが悪い
  • ダウンタイムは短い方がよい
  • 顔や首などを一度に改善したい
  • デコルテのたるみを改善したい
  • 妊娠線を改善したい
  • 肌の黒ずみを改善したい

治療の流れ

  1. 洗顔し、お化粧、日焼け止めをしっかり落します
  2. 薬剤を塗布し、マッサージをおこないます。マッサージピール(PRX-T33) を塗布した後、優しく肌をマッサージしながらお肌になじませます。
  3. お肌状態を確認し、しっかりと保湿をおこないます。マッサージピールはハリと滑らかさを感じやすい施術ですので、ぜひ肌触りをお確かめください。

所要時間

  • 全顔で約20分 ※カウンセリングやクーリングの時間は除きます。

痛み

  • 稀に薬剤塗布時にピリピリ感じる程度の痛みや肌が赤くなる、皮剥けを生じる場合があります。
  • 施術中にひりつきの度合いを伺いながらマッサージの回数や強さを調整します。

治療間隔

  • 2週間おきに5回の治療が1クールの目安です。お肌の状態によっては、もう1クール必要な場合もあります。
  • 1か月ほどお肌を休ませた後、メンテナンスとして1か月に1回の治療をお勧めしています。

治療回数

  • 2~3週間に1回、5回で1クールです。
  • その後、1か月に1回のメンテナンス治療をおすすめします。
  • 一度の施術でも肌のハリや滑らかさを実感できますが、より高い効果を出すためには1クール以上の治療がおすすめです。

ダウンタイム、副作用、注意事項

  • 治療中はピリピリとした刺激を感じることがあります。
  • 目の周り・小鼻・ほうれい線・口周りは刺激を感じやすいため、当日の皮膚の状態によっては医師の指示により治療を避ける場合があります。
  • 傷のある部位には治療を行えません。
  • 治療後、赤みや皮むけ、かさぶた、ピリピリとした痛みが生じることがありますが、通常は1週間程度で消失します。
  • 皮むけやかさぶたが生じた場合は、無理にはがすと色素沈着や傷あとの原因になるので、自然に剝がれるまで触らないようにして下さい。
  • 洗顔やメイクは、施術直後から可能です
  • 施術後14日間は過酸化ベンゾイル(べピオ・デュアック・エピデュオ)、アダパレン(ディフェリン・エピデュオ)、トレチノインの使用を控えて下さい。

治療を受けられない方

  • コウジ酸、その他本剤の成分にアレルギーがある方
  • 皮膚に炎症、未治療の病変がある方
  • ヘルペスなどの感染症がある方
  • 14日以内に過酸化ベンゾイル(べピオ・デュアック・エピデュオ)、アダパレン(ディフェリン・エピデュオ)、トレチノインを施術部位に塗布された方
  • 妊娠中及び授乳中の方
  • 過度な日焼けをしている肌
  • ゼオスキンプログラム中、ガウディスキンプログラム中の方

注意が必要な方

  • 敏感肌や脂漏性皮膚炎の方
エレクトロポレーション(無針メソセラピー)※準備中。導入時はお知らせします。

エレクトロポレーションは、針を使わず、電気パルスを用いて、有効な成分を肌の深部まで届ける治療です。シミの原因となっている肌のダメージを修復する成分を導入し、シミ・くすみのない肌へと導きます。この治療は刺激が少ないが特徴で、目のきわや口の周りなどにも行うことができます。

エレクトロポレーションの導入効果を高めるため、ケミカルピーリングを前処置として行い、古い角質をオフしておくことをおすすめしています。

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