炭酸ガス(CO2)レーザー
スピカ スキンクリニック 横浜では、お顔や体の気になる「ほくろ」や「盛り上がったイボ」に対して、炭酸ガス(CO2)レーザーを用いた精度の高い治療を提供しています。当院は横浜駅きた西口から徒歩3分という通いやすい場所にあり、日本皮膚科学会 皮膚科専門医である院長が、すべての患者さんの診察からレーザー照射、アフターケアの指導まで一貫して担当いたします。私たちは、単にできものを除去するだけでなく、いかに「傷あとを目立たせず、きれいに治すか」という視点を何よりも大切にしています。中等症から重症のアトピー性皮膚炎治療に注力している当院だからこそ、施術後の繊細な皮膚の扱いについても、患者さんお一人おひとりの肌質に合わせた丁寧なアドバイスが可能です。他院で「値段の安さ」だけで選んでしまい、傷あとが残ってしまったとご相談に来られる患者さんも少なくありません。当院では、医学的な根拠に基づいた適切な診断と、専門医としての確かな技術によって、患者さんの不安に寄り添った治療を行います。
炭酸ガス(CO2)レーザーの施術について
炭酸ガス(CO2)レーザーは、水分に反応する性質を持つレーザーで、皮膚の組織をピンポイントで蒸散(削り取ること)させる治療法です。従来のメスを用いた手術と比較して、以下のような特徴があります。
- 周囲の組織への熱ダメージを抑えながら、患部のみを正確に除去できる。
- 照射と同時に止血が行われるため、出血が非常に少ない。
- 皮膚の深い層まで切り込まないため、縫合の必要がなく、治癒が早い。
- ウルトラパルスモードを搭載した機器を使用することで、さらに傷あとを最小限に留める。
当院では、良性のできものであることをダーモスコピーなどの検査で事前にしっかりと確認した上で施術を行います。適切な診断なしにレーザーを照射することは、悪性腫瘍を見逃すリスクにつながるため、皮膚科専門医による診断は不可欠です。
詳細な診断方法については「ダーモスコピー」のページを参照してください。
炭酸ガスレーザーで治療できる主な疾患
炭酸ガスレーザーは、主に以下のような「盛り上がりのある良性のできもの」に効果を発揮します。保険診療の「液体窒素療法」と比較して、1回の治療で除去しやすく、仕上がりがきれいなのが大きなメリットです。
- ほくろ(良性の色素性母斑)・・盛り上がりのあるタイプに適しています。
- 老人性イボ(脂漏性角化症)・・加齢に伴う盛り上がった茶褐色のイボです。
- 軟性線維腫(アクロコルドン)・・首や脇によくできる、皮膚の柔らかい突起です。
- 脾粒腫(はいりゅうしゅ)・・目の周りなどにできる、白い粒のようなできものです。
- 汗管腫(かんかんしゅ)・・目の下に多発する、肌色のぶつぶつです。
これらの詳細については、「ほくろ・イボの治療」のページでも解説しています。
当院でレーザー治療を行っていない疾患
以下の疾患については、当院では炭酸ガスレーザーによる治療を行っておりません。これらは感染力が強い、あるいは再発率が非常に高いため、別の治療法をご提案しています。
- ウイルス性イボ(尋常性疣贅)・・手足や顔面に発生することが多い、ウイルス感染が原因のイボ。
- 尖圭コンジローマ・・外陰部などにできる性感染症によるイボ。
ウイルス性イボについては「ウイルス性イボ(尋常性疣贅)」のページを、尖圭コンジローマについては「尖圭コンジローマ」のページを参照してください。
施術の流れと経過
患者さんが安心して施術を受けられるよう、当院では以下のステップで丁寧に進めてまいります。事前の麻酔をしっかり行うため、照射中の痛みはほとんど感じません。
1.麻酔の準備
痛みを抑えるために、エムラクリームという塗る麻酔薬を塗布し、ラップで覆って約60分間待機します。これにより、レーザー照射時の痛みを感じにくくします。ただし、盛り上がりが大きいできものの場合は、薬剤が奥まで届きにくいため、局所麻酔の注射を併用することがあります。注射の場合はすぐに効果が出るため、待ち時間はありません。
2.レーザー照射
麻酔を確認した後、レーザーを照射します。できものの大きさや個数にもよりますが、1か所あたり約3分程度で終了します。照射中は「パチパチ」という音や、焦げたような匂いがすることがありますが、痛みは最小限に抑えられています。
3.処置とアフターケアの指導
照射直後は、皮膚を少し擦りむいたような傷になります。軟膏を塗り、医療用のテープで保護して終了です。ここからが「きれいに治す」ために最も重要な期間となります。当院では、自宅でのケア方法を詳しくご説明した資料をお渡しし、徹底した指導を行っています。指示通りのケアを続けられることが、美しい仕上がりの大前提となります。
症例写真と治療経過の実際
実際に当院で炭酸ガスレーザー治療を受けられた患者さんの経過をご紹介します。皮膚が再生し、傷あとが目立たなくなるまでのプロセスを参考にしてください。
症例1-①.脂腺増殖症(お顔の複数の腫瘍)
切除前・・肌色で盛り上がりのある腫瘍がみられます。
1ヶ月後・・切除部には新しい皮膚が張り、少し赤み(淡紅色)がある状態です。
3ヶ月後・・赤みが薄くなり、照射箇所のへこみも徐々に平らになってきています。
12ヶ月後・・傷あとがどこにあるかわからないほど、きれいに治癒しています。
症例1-②.脂腺増殖症(お顔の複数の腫瘍)
切除前・・・肌色~やや白色がかった腫瘍がみられます。
1ヶ月後・・・まだ赤み、へこみがあります。
3ヶ月後・・・赤みが薄くなり、へこみは無くなりました。
4ヶ月後・・・切除部位は目立たなくなりました。
料金:①-1、①-2の合計で15万円+消費税+自費再診料(1650円)
起こりうる有害事象:色素沈着、肥厚性瘢痕、ケロイド、キズからの細菌感染
症例2.脂漏性角化症(老人性イボ)
加齢に伴うイボは、ほくろに比べて病変が浅い層に留まっているため、傷の治りが比較的早い傾向にあります。目の横にあったイボを除去した例です。
治療前
切除直後・・わずかに浸出液が見られますが、数日で乾燥し、皮膚が再生し始めます。
価格:写真モニターの為特別価格。
起こりうる有害事象:色素沈着、肥厚性瘢痕、ケロイド、キズからの細菌感染
眼の横にあった脂漏性角化症を炭酸ガスレーザーで除去しました。
脂漏性角化症はほくろに比較すると皮膚の浅い部分に病変がとどまっているため、傷もほくろと比較して浅くなります。
施術直後はわずかに中央に浸出液がみられましたが、数日で治まります。
症例3.軟性線維腫(お腹のイボ)
根っこのある病変の場合、直後は少しへこんで見えますが、1~2か月で平らになっていきます。盛り上がり(肥厚性瘢痕)を防ぐために、最低3か月のテープ保護を推奨しています。
治療前
切除直後
価格:写真モニターの為特別価格。
起こりうる有害事象:色素沈着、肥厚性瘢痕、ケロイド、キズからの細菌感染
腹部の軟性線維腫という良性腫瘍を炭酸ガスレーザーで除去しました。
少し根っこのある病変なので、施術直後の傷は陥凹しています。
皮膚は、傷の底面と側面から少しずつ盛り上がってきますので、1~2か月後には平らになります。
傷は放っておくと、平らを通り越して周囲の皮膚より盛り上がっていく傾向にありますので、テープを最低3か月は貼付し、余分な盛り上がりを防ぎます。
症例4.脾粒腫(首の白い粒)
浅い傷であれば、浸出液は半日程度で治まります。首のように目立つ部位でも、適切に処置すれば目立たなくなります。
治療前
治療後
価格:写真モニターの為特別価格。
起こりうる有害事象:色素沈着、肥厚性瘢痕、ケロイド、キズからの細菌感染
首に3か所あった脾粒腫を炭酸ガスレーザーで除去しました。
盛り上がりがなくなり、わずかにへこんだ傷となっています。
この程度の浅い傷であれば、ジュクジュクした浸出液は半日~1日程度で治まりますので、ワセリンはその段階で不要になります。
※麻酔クリームの影響で少し皮膚が赤くなっています。
料金について
炭酸ガスレーザー治療は自由診療となります。公的医療保険は適用されませんのでご注意ください。当院では、平日の特定の時間帯に通院可能な方向けのプランも用意しております。料金は医師が計測したサイズに基づいて決定します。
| 治療内容 | 時間帯・条件 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| ほくろ、老人性イボ、脾粒腫、汗管腫など | 平日 12:00-14:00 | 2mmまで 13,200円 (1mm追加毎に +5,500円) |
| ほくろ、老人性イボ、脾粒腫、汗管腫など | 上記以外の時間帯 | 1mmあたり 11,000円 (以降1mm毎に +11,000円) |
| 目の際の稗粒腫(高難易度) | 全時間帯 | 33,000円~(個数により変動) |
| 再診料 | 自由診療の場合 | 1,650円 |
※別途、麻酔代やテープ・軟膏代が必要となる場合があります。診察時に詳しくご説明します。
炭酸ガスレーザーについてのよくある質問
Q1.一度の照射で完全になくなりますか?
A1.ほとんどの良性腫瘍は一度の照射で除去可能です。ただし、汗管腫のように再発しやすい性質を持つものの場合は、再照射が必要になることがあります。無理に一度で深く削りすぎると傷あとが残りやすくなるため、安全を優先して判断します。
Q2.施術後、テープを貼らなければいけませんか?
A2.はい。きれいに治すためには、湿潤環境(ジクジクした状態)を保つことが不可欠です。照射部位によりますが、最低1〜2週間は専用のテープと軟膏による保護をお願いしています。テープを早く剥がしてしまうと、傷あとが盛り上がったり、赤みが長引いたりする原因になります。また、術後の色素沈着を防ぐため、日焼け止めを塗ったり紫外線カットのテープを貼るのも重要です。
Q3.痛みはどの程度ありますか?
A3.事前に塗る麻酔や注射による麻酔を行いますので、照射中の痛みはほとんどありません。麻酔が切れた後に少しヒリヒリすることもありますが、通常は数時間から1日程度で落ち着きます。
Q4.夏場に施術を受けても大丈夫ですか?
A4.季節を問わず施術は可能ですが、照射後の皮膚は非常にデリケートで、紫外線による色素沈着(茶色いシミのようなあと)が起きやすい状態です。夏場は特に徹底した日焼け対策と、テープによる遮光が必要になります。
Q5.副作用やリスクはありますか?
A5.医療行為ですので、有害事象(副作用)のリスクはゼロではありません。具体的には、赤みが長引く、一時的な色素沈着、皮膚のへこみ、体質による肥厚性瘢痕(ケロイドのように盛り上がる)、細菌感染などが挙げられます。これらのリスクを最小限にするため、当院ではアフターケアの指導を徹底しています。
当院でおこなっている炭酸ガスレーザーの診療について
スピカ スキンクリニック 横浜では、「日本皮膚科学会 皮膚科専門医」としての知見を活かし、安全で納得感のある美容医療を目指しています。私たちの強みは、保険診療の一般皮膚科を基盤としている点です。
美容クリニックの中には、できものを何でもレーザーで取ろうとするところもありますが、皮膚科専門医はまず「それが本当に良性のものか」を厳しく判定します。もし悪性の疑いがある場合は、安易にレーザーを当てず、当院で経過観察するか、より精密な検査を行う場合があります。また、必要時応じて適切な高度医療機関へ紹介する場合もあります。また、私たちはアトピー性皮膚炎の患者さんに「薬の塗り方」を根気強く指導している経験から、レーザー後のケアについても、患者さんがご自身で迷わず続けられるように丁寧にお伝えしています。横浜駅近隣で、信頼できる皮膚科でのレーザー治療をお探しの方は、ぜひ当院へご相談ください。
院長より
「このほくろさえなければ」「このイボのせいで老けて見える」といった悩みは、ご本人にとって非常に大きなストレスです。私の親戚が重症のアトピーで苦しみ、目を擦り続けたことで若くして白内障の手術を受けた経験は、私の医師としての原点にあります。皮膚のトラブルは、見た目だけでなく心にも強い影を落とします。だからこそ、当院ではどんな小さなお悩みであっても、患者さんの「きれいにしたい」という気持ちを大切に受け止めます。
炭酸ガスレーザーは非常に有用な道具ですが、魔法ではありません。きれいに治すためには、医師の技術と同じくらい、患者さんのご自宅でのケアが重要です。私は時々、ケアの方法について「うるさいな」と思われるほど繰り返し説明してしまうことがありますが、それはすべて「傷あとをどこかわからなくしたい」という共通の目標のためです。横浜駅きた西口すぐの場所で、夜間診療も行っておりますので、お仕事帰りなどにお気軽にお立ち寄りください。一緒に、納得のいくゴールを目指しましょう。

