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当院について

重症のアトピー性皮膚炎の治療に最も力を入れています

当院では、中等症~重症のアトピー性皮膚炎の患者さんの治療に最も力を入れています。

従来の塗り薬・飲み薬の治療のみではなかなか改善しない患者さんに対して、紫外線治療(保険適用)を積極的に行っており、この規模のクリニックでは珍しく、全身型(ナローバンドUVB)と部分照射型(エキシマライト)の紫外線治療器をいずれも導入しています。飲み薬・塗り薬に加えて紫外線治療を行うことで、痒みが改善するスピード・ステロイドの強さを下げられるスピードが速くなり、患者さんはより早期に快適に過ごせるようになります。

※従来の塗り薬・飲み薬も重要ですので、紫外線治療と併行して行います。

紫外線治療器は、通常、中規模以上の医療機関に設置されていますが、治療を受けられる時間が平日の午前~午後の早い時間に限定されていることが多いため、社会人や学生の患者さんは、通いきれずに途中で治療を断念してしまうことが少なくありません。私がこれまでに勤務していた医療機関でもそのような患者さんが多く、残念に思っていました。

そのため、ターミナル駅である横浜駅改札から徒歩すぐの立地で、②夜間診療を行うことにより、重症のアトピー性皮膚炎でお困りの患者さんが無理なく治療を続けられるようにとの思いでこの地に開業しました。

アトピー性皮膚炎で痒みが強いと、仕事や勉強に集中できず、睡眠も十分に取れないなど、身心に強いストレスをもたらします。皮膚の見た目が気になって気分が塞いでしまう方も多くおられます。私の親族には、重症のアトピー性皮膚炎による痒みのために目のまわりを強くこすり続けた事が原因で、白内障になり、20代で手術をした人がいます。私が医師になる何年も前の出来事ですので、その親戚の役に立つことはできませんでしたが、同じような患者さんは出したくないという思いがあります。

塗り薬・飲み薬・紫外線治療だけでは効果が乏しい患者さんには、デュピクセントなどの新規治療も提案しています。

また、自宅での保湿剤・薬の塗り方、続け方はアトピー性皮膚炎の治療で最も重要なポイントですので、資料を用いて詳しくご説明しています。どの医療機関でも、皮膚科専門医であれば処方する薬は大差ありませんが、「出された薬を正しく使えている」患者さんは多くありません。また、一度お教えしても、数ヶ月後には「自己流」の塗り方に戻って症状を悪くしてしまう患者さんも少なくありません。当院では身につくまでに繰り返し説明しています(時々うるさそうにされることもありますが)ので、何度かご説明した末に薬の続け方をマスターし、良い状態を長く保っている患者さんが多くおられます。

アトピー性皮膚炎があっても、あきらめず、快適な状態が保てるよう一緒に頑張りましょう。

ニキビ治療・酒さ(赤ら顔)治療にも力を入れています

ニキビ

ニキビ治療薬は、最近数年で急激に進歩し、良い薬が多く出ています。

ただ、使い方にコツが必要であるため、「薬を塗ったら赤くかさかさし、痛くなって使えなかった」『薬を止めたらまたニキビができて繰り返している」という悩みを抱えて当院にたどり着かれる方が多くおられます。

当院では、薬の使い方のコツやニキビの原因について、詳しい資料を用いて時間をかけて説明しているため、「そういうことだったのか」と合点がいき、深く理解した上で薬を正しく使えるようになり、長くいい状態を保てるようになった患者さんが増えてきています。

ニキビの新規の患者さんはご友人やご家族のご紹介で来られることが多いので、当院でもご期待に応えられるよう、日々説明の仕方を改良しています。

酒さ(あから顔)

酒さ(あから顔)は、非常に治りづらく、悩んでおられる方が多い疾患です。

一言に「赤ら顔」と言っても複数の病気が併存している場合も多く、また、生活習慣が密接に関わっているため、日常生活でも様々な工夫が必要です。

当院では、一人ひとりのその時の状態に併せて、飲み薬・塗り薬に加え、生活指導を行っています。1,2ヶ月で改善するような病気ではないですが、毎回患者さんを励ましながら治療を行っています。

皮膚科専門医による美容診療(シミ、しわ、あから顔など)

美容の相談に関しては、まず保険診療でできることはないのか、の判断から始まります。保険診療でできることがあるかないかの判断と、保険診療できる事があった場合の「保険診療に関する説明」までは保険診療の料金の範疇で行えます。

保険診療で出来ることがない場合に、患者さんの希望があれば、「自由診療の初診料」を頂いた上で、自由診療の説明を行っています(注:混合診療は行っておりません)。

肌の状態を正確に診断した上で、皮膚科専門医だからこそ可能な、一人ひとりに合った治療を、しっかりしたアフターフォローをしながらご提供しています。また、必要のない治療はお勧めしないことにしています。

施術も看護師等に行わせるのではなく、皮膚科専門医が自ら施術していますので、皮膚の構造・病気の成り立ちを深く理解した上でのより的確で細やかな施術が可能となっています。保険診療で病気が改善した時と同じように、美容のお悩みが解決した際も大変喜んで頂けますので、非常にやりがいのある仕事です。

完全予約制

忙しい方でも通院をあきらめなくて済むように、通いやすいクリニックにすることにこだわり、待ち時間対策を徹底しています。

保険診療主体の皮膚科では大変珍しい完全予約制(24時間WEB予約)とし、独自の診察スタイルをとり、待ち時間ができるだけ短くなるように工夫しています。

ただ、待ち時間対策は医療機関側の努力だけでは成り立ちません。患者さんには、予約の24時間前までのWEB問診(再診でも毎回必須)入力、診察時の各種ご協力を必須、無断キャンセル厳禁とさせて頂いておりご協力頂ける方のみ、受診可能とさせて頂いております。患者さんのご協力が得られず、お願いしても激高された末に悪い口コミを投稿されたりすることもままありますが、当院に喜んで通っておられる他の多くの患者さんが快適な通院を続けられることが第一ですので、どのような嫌がらせをされても相手にしませんし、このスタイルは生涯変えませんので、ご賛同される方のみ受診して下さい。

また、現地の患者さんへの対応を優先しているため、電話対応は最低限とさせて頂いております。待ち時間対策のために完全予約制にしている関係で、一日に診察できる患者さんの数が他の皮膚科より圧倒的に少なく、余分な職員は雇えません(=人件費をかけられないため最低限の人数で診療している)。ほとんどの疑問点は自動音声案内か、ホームページ内の検索で解決します。注意深く自動音声案内を聞いて頂ければ大抵の問題は解決しますので辛抱強い対応をお願いします。どうしても電話対応が必要な場合は、午前午後の最後の30分だけ、職員が直接対応します。それ以外の時間は、掛け直しをお願いしております(当院からはコールバックできません)。院内につながる方法も、自動音声をきちんと聞いて頂ければご案内があります。

※予約なしで来院された場合は、当日の予約の空き枠があれば診察可能ですが、なければ別日に予約をお取りします。予約なしの患者さんの待ち時間は何時間になるかわかりませんので、予約をされてから来院されることを強くお勧めします。

感染対策にも力を入れています。待合室が密にならないよう、予約数をコントロールしている他、複数の診察室を使い、人が分散されるようにしています。事前にWEB問診票を記載頂く為、ご来院後に手書きの問診票を記載する必要がなく、院内の滞在時間が短くて済みます。

各年代の方がお肌の状態をより良く保つお手伝いができるよう、通いやすいクリニックを目指していきたいと考えています。

院長  畠中美帆

略歴

国立岡山大学医学部医学科卒業

東京都立駒込病院、一般財団法人神奈川県警友会 けいゆう病院、

医療法人社団こうかん会 日本鋼管病院、慶應義塾大学大学院、

国立研究開発法人 国立成育医療研究センター、都内美容クリニック等で勤務

所属学会・資格

  • 日本皮膚科学会 皮膚科専門医
  • 日本美容皮膚科学会 正会員

 

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