毛孔性苔癬
毛孔性苔癬とは
二の腕、大腿、頬、臀部などの毛穴が拡大し、盛り上がったり赤みを伴ったりする疾患です。
盛り上がりの中には、角質と捻転毛が入っています。
見た目は鳥肌のようになり、触った際にやや硬くザラザラとした感触がします。
痒みや痛みといった自覚症状はありません。
原因
根本的な原因については明らかになっていません。
アトピー性皮膚炎や乾燥、常染色体優性遺伝(顕性遺伝)、ホルモンやビタミンの代謝異常、外的刺激等の複数要因が発症に関与していると考えられています。
経過
年齢を重ねることで自然に改善することが多いですが、生涯にわたって良くなったり悪くなったりを繰り返す方もいます。
治療
根本的治療が困難で、塗り薬による対症療法が主体になります。
サリチル酸ワセリン軟膏(保険治療)
かたくなった皮膚をやわらかくする薬です。塗った上からサランラップを巻いて浸透させるとより柔らかくなります。
※妊娠中の方は使用できません。
ケミカルピーリング(自由診療)
皮膚表面の古く汚れた角質や毛穴に詰まった汚れを排除、ターンオーバーを正常に戻すような働きかけをし、新しく綺麗なお肌へと導きます。10,000円~(税抜料金)