脂漏性皮膚炎
特徴
頭部や顔面、背部など、皮脂分泌の活発な部位にみられる、赤みのある病変です。
参照:マルホ株式会社
乳児の脂漏性皮膚炎は頭部に多く、黄色のかさぶたを伴うことが特徴です。
皮膚に常在している真菌(カビ)であるマラセチアが関与しています。
原因
皮脂中のトリグリセリドが、マラセチアなどの常在菌(真菌)によって分解され、分解産物が皮膚に刺激を加えることによって症状が起こります。
皮脂の分泌の増加や発汗、ビタミンの不足(B2,B6)などの要因も関係しています。
治療
石鹸やシャンプーを用いて患部をしっかり洗浄し、清潔に保つことが必要です。
マラセチアの増殖を抑えるような石鹸、シャンプーを用いることも有用です。
赤ちゃんの頭の脂漏性皮膚炎に対しては、洗髪前に、ワセリン(プロペト)を頭皮にたっぷり塗った上に蒸しタオルをのせて10分程ふやかし、その後泡立てたシャンプー良く洗うと、黄色いかさぶたが少しずつ取れて綺麗になりますので、ぜひお試し下さい。