赤ら顔にロゼックスゲル
こんにちは。1か月ぶりのドクターコラムです。
当院には赤ら顔でお悩みの患者さんが多くいらっしゃっています。
原因は様々ですが、一番多いのは「酒さ(しゅさ)」でお悩みの方です。
酒さというのは、鼻や頬、おでこに赤みやニキビのような症状がでる病気で、ほてりやヒリヒリ感が伴う場合もあります。
30~50歳代に多く、男性より女性に多い傾向にあります。
以前は、保険適用のある治療法が限られており、なかなか改善しない患者さんが多かったのですが、
最近ロゼックスゲル(メトロニダゾールゲル)という塗り薬が保険適用となり、治療の選択肢が広がりました。
今までに1人だけ、この薬で刺激感が出てしまい使用を続けられなかった患者さんがおられますが、
その他の方は順調に継続し改善が見られており、大変喜んで頂いています。
生活習慣も大きく関わる疾患ですので、アルコールやカフェイン、刺激物を控えるなどの対策が必要ですが、しっかり対策された方ほどやはりよく改善されています。
赤ら顔で深刻にお悩みの方には、こういった対策を試される価値があると思います。
酒さにはストレスも関係していると言われており、嗜好品を控えることでストレスが溜まってしまうという場合は、難しい選択になるのですが…。
当院では薬の使い方、生活の見直しなどの資料をお渡しし、自宅に帰ってからも繰り返し確認して頂けるようにしています。
※詳しい治療法は、「酒さ(赤ら顔)、毛細血管拡張症」のページをご覧下さい。